取材イベント、ライター・演者の来店イベントといった“日替わりの集客装置”に頼る
広告手法は、瞬間的な集客力こそあるものの、リピートや口コミにはつながりにくい。
なぜなら、その広告は常連客を起点にしていないからだ。
イベント来店を目当てにするお客様は、イベントがない日には来店しない場合が多い。
一方、どの店でも「売上を安定させている」のは、間違いなく常連客である。
では、その常連客を軸にした広告戦略とは、どのようなものだろうか?
常連客しか気づけない「法則」が口コミの起点になる
繁盛店に共通しているのは、常連しか気づけないような広告の“法則”が存在することだ。
こうした明確には語られないが、繰り返し観察しているとわかる規則性があると、
常連客は“発見”の喜びを得る。そしてその「気づき」は、仲間内での会話のネタとなり、
自然と口コミが広がっていく。
口コミとは、「誰かに教えたくなる価値ある情報」が起点になる。
誰でもすぐに知れるような情報では、語る価値がない。
だからこそ、「常連だけが知っている情報」が、口コミに火をつけるのである。
情報は「語らせる」ものに変える
口コミを生み出すには、「情報を伝える」から「情報を語らせる」へと発想を転換する必要がある。
あえて全てを語らず、発見と検証の余地を残す情報設計が重要だ。
その結果、来店するお客様同士が「昨日はこうだった」「次はこの機種じゃないか?」
と会話を始める。そこに、広告では作れない熱量が生まれる。
「誰に向けた広告か?」を見直す
今一度、店の広告が「誰に向けたものか」を見直してみてほしい。
単発のイベント来店客か、それとも日常的に足を運ぶ常連か。
口コミは、日常の中からしか生まれない。
日々の営業の中に「常連だけが気づける魅力」を忍ばせる。
それが、広告という枠を超えた“語られる店づくり”への第一歩となる。
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