前回の続編です。パチンコ店の経営において、
プロモーションやホール内の演出はこれまで視覚に強く依存してきました。
大きなポスター、華やかなPOP、鮮やかな照明演出…。
確かに視覚的なインパクトは大切ですが、
果たしてそれだけで高齢層のお客様にしっかりと伝わっているでしょうか?
視覚の限界を知る:高齢者の「見えにくさ」
厚生労働省のデータによれば、日本人の視力は40代後半から徐々に低下します。
白内障や老眼によって、小さな文字や派手なデザインの細かい装飾が見えにくくなります。
今、あなたの店舗のポスターやPOPは「見えやすさ」を意識したデザインでしょうか?
文字が小さすぎたり、背景と同化して読みにくかったりするケースは珍しくありません。
高齢者にとっては「見えない情報」は「存在しない情報」と同じです。
聴力の強み:60代までは「聞こえる」
一方、聴力の衰えは60代以降が一般的。
つまり、視力よりも20年程度長く「聞く力」は保たれます。
この特性を活かせば、高齢層のお客様にも「聞いて伝える」プロモーションが可能なのです。
例えば、以下のような取り組みが考えられます。
- 店内放送にて、おすすめ機種の出玉ランキングの案内をアナウンスする
- 朝並びのお客様への営業訴求と朝並びの注意点をアナウンスする
- 喫煙室やトイレなど感情が冷静になる場所で遊技欲求を再燃させるアナウンスを行う
成功のカギは「視覚×聴覚」のバランス
もちろん、視覚的なプロモーションを軽視するわけではありません。
あくまで重要なのは「見えやすく」「聞こえやすい」両輪のバランスを取ることです。
特に聴覚情報はトーン・話し方を大切に繰り返し伝える。
この両方が揃えば、伝達力は飛躍的に高まります。
お客様の「立場」で考える
高齢化が進む今、パチンコ業界に求められるのは
「お客様の立場に立った」情報発信です。
私たちが当たり前に見えているものが、
ご年輩のお客様には伝わっていないかもしれません。
視覚的に見えにくいお客様に対しても、音声というチャネルを活かせば、
まだまだ可能性は広がります。
ぜひ、情報発信に「耳で伝えるプロモーション」を加えてみてください。
★100名以上が参加するプラスアルファ無料勉強会
下記のURLから事前にお申込みください。
開催日時: 2025年8月7日 17:00~18:00
第3回トピック: ご年輩のおじいちゃんにもおばあちゃんにも届く広告戦略
https://us06web.zoom.us/webinar/register/2017521936755/WN_udlT8v5hT_KQ6BSLYPHzZA
パスコード:712670